2020-4/12

 14時からバイトだった。シフト表を眺めてみるとおれの欄が14-20という数字しか入っていなかった。完全にこの時間の男になっている。せっかく完全自由性のシフトのバイトなんだからもっと時間で遊ぼうと思った。ただ朝入れてしまうと寝坊が怖い。以前のバイト先では8時からのバイトの日に10時半に起きて、そのままその日のバイトを無かったことにしてサボったことがある。(なんとお咎めはなかった)そんな経験から起こしてくれる人がいないとなかなか朝の勤務には踏み切れない。こんなことを言っていると朝の授業にも行けない。この前ちょっと学校のサイトを見てみると、5/11からやっと始まる春学期の授業も、対面方式ではなくオンラインで行われるらしい。どうせオンラインならもっと早く始めてもいいんじゃないの、と思ったけれど、授業を始めてしまうとサークル活動や部活動も許可しないといけなくてそこら辺が面倒くさいんだろうな、と思った。休みが長すぎてたまに大学生であることを忘れる。バイトして、TSUTAYAで少女漫画レンタルして読んで、バイト行くがてら返して、バイトして、バイトの帰り道に新しく少女漫画を借りて、という繰り返し。少女漫画のために働くフリーターみたいになっている。実際バイト中はずっと少女漫画のことを考えている。今借りている「思い、思われ、ふり、ふられ」と「ういらぶ。」は結構おれの琴線に触れた。作者はどちらもおれの好きな少女漫画を書いていた人で、少女漫画も小説みたいに作者で選んだ方が良さげだなと最近気づいた。今日のバイト中もずっと「思い、思われ、ふり、ふられ」のことを考えていた。この為に頑張っている気がする。いつだって少女漫画みたいな恋をしたい。(20歳、男、半フリーター)