2020-4/7

 起きてから昼過ぎまでずっと河原町まで行きたい!という衝動が渦巻いていた。服も着替えていたし、昼も自転車で向かいがてらどこかの店で食べよう、という気持ちだった。渋谷だかどっかの繁華街で若者にインタビューを行い、その若者の発言を切り抜いた画像をよくTwitterの地獄みたいになっているリプ欄で見るけど、実際そういった若者の気持ちはめちゃくちゃ分かる。死なんやろ、と思っているし、そんな大した症状出やんやろ、と思ってしまっている。思ってはいるんだけど、いざ都会に出たときに、目当ての古着屋に入ったときに、カレー屋に入ったときに、人からどんな目で見られるんだろう、と想像したらちょっと尻込みしてしまった。自意識過剰だから、全ての目がおれに向けられていると感じてしまう。それを考えたらとりあえず昼は家で食べようと思って、冷凍していた鍋キューブ炊き込みご飯を食べた。美味しいからやってみてほしい。昼を食べながらインスタを見ていたりして、大阪の古着屋が明日以降は営業自粛します、というアナウンスをしていていよいよだなぁと思った。食べ終わった頃には今の時代、外に出なくても何でもできるやん、という気持ちになっていた。欲ってちょっと我慢したら割とどうでもよくなるらしい。それで本を読んだり、映画を見たり、メルカリで買い物をしたり、YouTubeを見たりしていたらあっという間に日が暮れていた。家にいようが外にいようが1人で過ごせる時間やったらそれで良かったんやなぁと気づいた。ビバ、アローンタイム。

 

 こんだけ1日を誰とも接触せずに過ごしても明日はバイト。接触のリスクを少しでも減らせ、ということは分かるんだけど意味ってあったのかなぁとも思う。木曜日には髪を切りに行くつもりだし。やっと本当に髪を暗く染める。割と短めにして、そこからちょっと伸ばしてみようかなと思っている。やっていることは高校のときの女のババァの英語の教師と同じだ。美容院で喋るのが嫌だから3か月に一回くらいのペースでバッサリ切ってもらうらしい。知らんがな。そういやその教師はたまに死んだ主人のことを授業中話して教室の空気を気まずくさせていたことを思い出した。高校のとき、授業中に先生が話してくれていたエピソードって今思い出すと知らんがな、って話ばっかりな気がする。そのエピソードが一つも思い出せないけれど。