2020-4/10

 マンションに備え付けられているコインランドリーの調子がどうも良くない。2台あって、その右側の方は動くけどちょっと古い型で脱水のとき信じられないくらい揺れるからあんまり好きじゃない。それで左側の方を毎回使うんだけど、昨日の夜から調子が悪い。洗濯物を突っ込んで、200円を投入して、運転開始のボタンを押して、部屋に戻って洗濯が終わる時間まで待つ。そろそろ終わった頃かなぁ、と思ってコインランドリーに向かう。洗濯機を開けると入れたままの状態で丸々洗濯物とジェルボールが残ってやがる。ボタンを押したつもりだったのか?と思ってもう一度1からやり直す。再び部屋へ。終わる時間。コインランドリーへ。できていない。は?今からもう一度回すのは時間的にしんどいから明日の朝にもう一度、ちゃんと全部の過程を見ながら回そうと思った。既に400円の出費、200円の赤字。クソ食らえ過ぎる。

 で、今日の朝。本当は起きてすぐに洗濯を回したかったんだけど、再配達の依頼を午前中に頼んでいたから、郵便が来た瞬間にもしコインランドリーにいたらまた面倒なことになる、と家にいざるを得なかった。10時頃に来るかなあと思って待っていたけど、来たのは11時半とかだった。まぁ午前やし別にええんやけど、こういうのってだいたい11時までには来るイメージやけどなぁと思いながら、みたびコインランドリーへ、と向かったら先客がいた。1年ここのコインランドリーを使ったけど他に使ってる人に会ったの初めてだ。ピンクのニットに黒のスカートの女の子だった。顔は分からなかった。後ろ姿だけ確認してすぐに部屋に戻ったから。女の子だったかどうかも怪しくなってきた。そういやあの子は左側使ってたなぁと思って、その時に左側の洗濯機やったら動くんかも、と気づいた。その子が洗濯を終えるまでずっとコインランドリーで待っている可能性も考えて、先に昼飯を済まそうと街に出た。なんやかんやで戻ったのは3時前とかだった。さて、と4度目のコインランドリーへ。今度も右側。これで無理だったらさすがに左側を使う。200円投入。ボタンポチッと。ちょっとだけ洗いをして、注水のタイミングで止まった。もう一度ボタンを押し直す。また注水の時に止まる。こりゃあかんなぁと左側に洗濯物を移し200円を投入。ボタンを押す。動いた!水も入ってる!と、このタイミングで大家参上。どうやらコインランドリーのお金を取りにきたらしい。ちょうど「動いてる?調子悪くない?」と聞いてきたから、

「右側がちょっとおかしいかもしれないです。今お金入れたんですけど、途中で止まって。それで左側に移して今洗濯してるんです」と答えた。

「あれ、ほんまか?だから今時間残ってるんやな。なんでおかしいんやろな、なんか今洗濯するもんあるか?ちょっと様子見たいんやけど」

「あ、じゃあちょっと待ってくださいね、家から持ってきます」

そう伝えておれはバスタオルとハンドタオルを持って行った。

「これ入れて動かして見てくれへん?僕がお金出すし」

「分かりました」

「じゃあちょっと僕上の階に用事あるから、ちょっと待っといてね」

右側の洗濯機を回す。普通に動く。おい!なんでやねん!お前3回も動かんかったやんけ!大家にビビってるやん!

「お待たせ、どう?動いた?」

「あ、なんか普通に動きましたね」

「そっかー、でもちょっと調子悪いんかもなー、しばらく左側の方使うようにして」

「分かりました」

それで洗濯が終わるまで待っていたけど、待っている間にあることに気づく。おれ、右側の洗濯機回すときにジェルボール入れてない。ということは全く汚れやら雑菌やらはそのまま。なんやったら濡れてちょっとバイ菌増えるかも。あれ?しかも今回すために出した200円おれのお金やんな?あいつ(大家)なんか僕が出すから〜みたいなこと言ってたけど。じゃあおれ200円出してただタオル2枚を濡らしただけ?ふざけんな。800円の出費、600円の赤字。何かで切り詰めていかないと。くそぉー。ふざけんなクソ大家。