2020-2/12

 高校の同窓会、ついに人数が64人になっているらしい。おれが最初グループに招待されたときは200人を超えていたんだけど。さすがにこのレベルでグループを抜けられていったら幹事が可哀想に思えてきた。赤字分は全部幹事が持つらしい、赤字ってなんだ?もっと上手くやれただろう、と思う、ちょっと当日は自分たちのこと悲劇のヒロインとして演出しそうだな、とも思う。そして昨日今日あたりの(締め切りはいちおう昨日、ということらしい)キャンセル料がかかるか、かからないかの瀬戸際のドタバタで抜けたくせにキャンセル料払う払わないでキンキン幹事に文句を言う奴らはマジでカスだと思った。ただ当日、それらを含めて幹事が悲劇のヒロインぶることは容易に想像できた、マジで嫌いだ。幹事2人のうち1人は高3の体育祭のとき一方的に絡んできたことがあった。クラスが色で別れて対抗する、という中でおれのクラスが青になった。当時のおれは赤のadidasのジャージを好んで着ていた、80年代のビンテージだ、そりゃ着るだろう、ただ真っ赤だった、真っ赤。もちろん体育祭の練習期間中も着ていた、5月6月なんかadidasのジャージを着るための季節だ。当時おれのクラスの長とその幹事は付き合っていた、(2人で“私情を挟まないので総団長(という長の中の長)をやらしてください”という私情挟みまくりの演説をしにきたときは本当に面白かった、これは全然関係ない話だ)幹事は面倒なことに赤のクラスの長だった、「なんで赤着てんの?青に染まりやー!」って言われた、本当に腹が立った、どうやらそいつの中では体育祭の時期は自分の好きなものを曲げてまで自分たちのクラスの色の服を着なくちゃいけないらしい。本当に腹が立ったからその日の夜にTwitterでそういう趣旨のツイートをした、そしたら色んな人にリツイートされてプチ炎上みたいになった。次の日隣のクラスの長に「怖いこと呟くなよ〜」と言われた、ダンス部の奴には「別に呟かんでよくなかった?」と言われた。確かにそうだった、でもおれがあの幹事に歯向かうにはネットの波を通じないと駄目だった、とうの昔に卒業した今だってそうなんだから、当時なんてもっとそうだった。いつまでもおれは弱い、改めてそう思う。その絡んできた時からずっとその幹事が苦手だ、何かにつけて自分を悲劇のヒロインぶるところがあったと思う、絶えずそのきっかけを探しているみたいだった。今回の同窓会の件もそういう面では自分に降りかかった悲劇として、どういう立ち振る舞いをするのかだけ見たかった。改めて同窓会のグループにいるメンツを見たが交通費含めて7000円逆にくれるなら頑張って行くな、という面々だった。彼らは当日楽しく過ごせそうだけど。