2020-2/24

 相変わらず金はないんだけどバイトを始めた変な安心感が気を緩ませたのか、スニーカーがものすごい勢いで2足増えた。この前載せたのが1足、そして今日の朝届いたのがもう一足。新しい靴を待つ朝は素晴らしい、今日は7時に起きてその時を待った。柄にもなく朝起きてすぐにカーテンを開けて朝日を浴びようと試みたりした。北向きだからもちろん浴びることはできなかった。この前は8時半に来たんだよな、とスカーレットを見終わった辺りからソワソワしだした。そこからTVerでアリバイ崩し承りますを見ているときに呼び鈴が鳴り、備え付けのボタンでオートロックを解除して玄関の前でヤマトの人が来るのを待ち構えていた。しかしちょっと遅かったからもしかしたらオートロックの扉の前で待っているのかもな、と玄関の扉を開けたらいた。オバさんがいた。多分この前のスニーカーを届けてくれた人と同じだ。かなりファニーな男だと思われていそう。タイミングを一歩間違えていたらおれは扉でこの人をはっ倒していたかもしれない、とサインを書きながら思った。靴が届いた。はやる気持ちを抑えてアリバイ崩し承りますを途中から再生して見終わった、笑った時に目が三角になる女性がいいな、と浜辺美波を見て思った。あれが同級生なのか、、、でも大丈夫だ、今日のおれにはスニーカーがある。気持ちはスニーカーに向かった。箱を開ける時がかなりワクワクする。ご対面。お爺ちゃんが履いてそうでかなりいいな、と思った。これを履いて浜辺美波に「お爺ちゃんみたいな靴履いてるね」と言われたいな。うわ、めっちゃ言われたい。今度東京に行く時はこれを履いていこう。早速今日のゼミの集まりに履いていくことにした。京都に浜辺美波がいるかもしれない。

 11時に学校に着き、19時に家に帰ってきた。8時間学校にいたことになる。祝日で機能を停止した学校に8時間もいたんだ。おかしいな。どうにか明日の発表は形になりそうだった。いつもカツカツでやっている、やっぱおれの人生ってこんなもんか、と思った。これからもこんな感じで色々なことから逃げたけれど逃げ切れずに全部疲弊し切りながら対処しないといけないんだ、と思った。なんだかやたら疲れた、久しぶりにたくさん話したからかもしれない。バイトの疲れが抜けていないのかな、昨日丸一日休んだんだからそれはないか。明日はゼミの発表本番。おれは発表者ではない、人のパソコンで人が作ったパワーポイントを人の話に合わせてただエンターキーを叩くだけだ。これでおれに明日の全責任が委ねられている。あれ、おかしくないか？発表が終われば家で打ち上げ。でも悪くはないよな。