2020-2/18

 朝からゼミで少し決めることがあったからビデオ通話で話した、発表まであと1週間となっている、これが終わるとようやく堕落し切った春休み、と思っていたら3月の中旬にゼミの奨励金を追加で貰うためのプレゼンが待ち受けているらしい、カスすぎないか?それが終わってようやく完全な春休みということだ、3週間ほどしかないじゃないか!他の学生どもは2ヶ月以上休んでいるんだ、単位を10くらい追加でくれよ。その(比較的)短い春休みにも楽しみはいくらかあって、4月の最初には音楽のライブにいくつか行くし、3月の終わりの方にはおれの大好きなコント師空気階段の単独を見に東京まで行く。空気階段のこの単独、先行でも一般でも全く歯が立たないで、チケットを手にれることができなかったものを毎日サイトに張り付いて、入金漏れの戻りが出た瞬間に買えた、おれの執念の塊みたいなものだった、それが大阪でも追加公演をするらしいじゃないか、全く馬鹿らしくなってくる、ならば東京を楽しんでやろうじゃないかと、友人を誘って2人で東京に行くことにした。東京観光の名義で、その内容として空気階段の単独、という感覚でいることにした。大阪の単独もチケットを取って行ってやる。

 

 夕方頃にふと思い立ってセカンドストリートに向かった、セカンドストリートの系列店でアルバイトを始めた影響を受けている、おれは環境にとても影響を受けやすい。特段掘り出し物も見つからなかった、そもそもおれはセカンドストリートで服を買ったことがない、どうしてもあの店を「古着屋」だと定義することができない。そんなことを考えながら帰路についているときに、「スリースター」という、安い古着屋(キンジというこれまた安い古着屋の系列店)の袋を持った女子高生らしき人とすれ違った。キンジは大阪にいたときに何度か利用したことがある。スリースターでも買い物をしたことがある。おれが今勤めている店と、それら2つの店の違いを考えてみたがほとんど違いはない、という結論に至った。なるほど、おれは今そういう格安の古着屋に勤めている、という感覚で働けば良いのか、とひとつの着地点を見出すことができた。明日から胸を張ってアパレル店員を名乗ってやる。明日もバイト。