2020-2/2

  2月やー、2020年早ー、とか思って、すぐにそんな月並みなことを思うのはやめよう、を繰り返して1日は終わった。でも今年は閏年だから1日くらい無駄にしてもセーフ。ラッキー。実質今日が2月1日。始まりだ。トーキョーオリンピック最高!コロナウイルスをぶち壊せ!さて、

 昨日大阪に夜用事があったから実家に戻っている。2時間半で帰れる距離を帰省と呼ぶのは失礼だろうし適当な名称が無いものかなどと考えたり考えなかったりして半日が過ぎた。そんなことを考えないといけないくらい手持ち無沙汰で、普段おれはひとりで何をしていたかな、と考えたら爆音でオルタナを流しながら少女漫画を読んでいたのでなるほどそりゃぁ暇ですよね、という感じになった。これは完全に余談だが最近借りた“ショートケーキケーキ”の11巻で泣いた。感性が限りなくJKに近づいているし、恋愛のいろはも漫画から学んでいるのでそろそろ彼女ができる気がしている。最近はそんなことばっかりだ。かつては盛んにしていた若手のインディーズバンドを発掘することをめっきりしなくなりYouTubeでMVやらデモ音源やらを漁ることもしなくなった。最近YouTubeで見るのは芸人ばかりだ。たまに昔好きだったバンドのYouTubeのコメント欄を見ると教室の隅で趣味の合う人同士で馴れ合うのと同じようなコメントで溢れかえっていてやっぱり嫌だなあと思った。誰にも見られたくないから、大っぴらげに出来ないから隅で楽しく話していたことを、誰にでも見られるところに書き込む精神が理解できない。おれはコミュニティに入ることが苦手だ。好きなものを“おれはこの音楽がこういう感じでとても好きなんです”というのを説明することがとても恥ずかしく感じてしまう。おれより熱量が少ない人にその素晴らしさを伝えることはとても面倒くさいし、おれより熱量が多い人から説法を食らうのも面倒だ。おれと全く同じ熱量を持った人などひとりもいないのだから、おれはいつもひとりでライブハウスに行くし、音楽で誰かと繋がろうなんて思うこともない。実際趣味に対する熱量っていうのは波があるもので、今は音楽が少し下がってラジオを聴くことの方が増えているし、昔ほど手当たり次第インディーズバンドのライブに行くことも無い。例えばおれに共通の趣味の友人がいて、そいつに「最近音楽を一緒に楽しめていないのが寂しい」なんて言われても知ったこちゃない、と言う感じだ。 誰かに自分の好きなことを打ち明けることは恥ずかしいし、打ち明けた後は面倒くさい。じゃあ最初からひとりでいよう。そういうことだ、多分。

 

 あれだけ煩わしく感じていた“実家でイヤホンをしているときに話しかけられる”を帰ってきたときのイベントとして処理できるようになった。20歳の男性だ。