2019-11/7

 大阪から帰る電車の中にいる。人でも入ってるんかな？ってくらいの重さのキャリーケースと、毛布と10数年愛用していた枕を詰め込んだIKEAの袋を背負い込んで近鉄電車に揺られている。京都観光に来た白人もびっくりの荷物量だ。おれがもう少し髭でも生えて頬がこけていたならば一発で職質だろう。幸い、髭は限りなく生えてこない体質で、体は痩せ細っているのに顔だけは丸いから警官の目からは逃げられそうである。人相だけはいい。これまた幸いなことに人が少ない時間の電車に乗ったから、荷物が邪魔になることもなかった。もしこれが満員電車でもあろうものならおれはサラリーマンから冷徹な目で見られていたであろう。それでも通学であろう学生たちからは冷ややかな目線を感じたけれど。

特段電車でやるようなこともないからこの日記を書いているんだけれど、そういえばこの前の日記はすこぶる不評だった。おれなりの日記を更新できない言い訳のつもりだったんだけれど。ただ、ひとつ創作を挟んでしまったことによってこれまでの日記も創作であることを疑われるのは本意ではないから、今回は全て事実を書く。嘘を信じさせるにはノンフィクションの中にフィクションを紛れさせることが大事なんだと何かに書いてあった。

 何書こうかなー、と思いながら結局メルカリを眺めていた。今月から来月にかけて一人暮らし歴約半年にして最大級の金欠に見舞われることが予想されていて、どうにか金の工面をしなくては…と派遣の登録をしたりフリマの計画を立てたりしている。メルカリで服なり教科書なりを売ったりしようかな…と思って最近眺めることが多いんだけれど、値引きありきの値段であったり、もし値引きを交渉されたらどこまで引き下がるのがベターなんだ？とか考えていたら中々売れずにいる。あと梱包とか送るのも面倒くさいし。そっちのほうが大きいかもしれない。メルカリを見ていたら本物かわからないsupremeのリュックであったり、グッチのズボンとかが売れているんだけれど、ああいうサイトで1万を越すような買い物をできる人がいることが信じられないでいる。買い物はフェイストゥフェイスが大事なのではないか…それを通販で諭吉超えだなんて…需要と供給…と思いながら需要曲線と供給曲線の描かれたグラフを思い浮かべようとしたけれど政治経済は受験の教科じゃなかったから知識が疎かで思い浮かべることができなかった。だけど絶対に需要曲線と供給曲線が重なるところの値段で売らないと…。

 ここまでを大和西大寺に着くまでに書いて、今から大和西大寺から国際会館に向かう急行に乗り込んで書いていく。乗り換えするとき、降りてきた強面のおっさんに「邪魔！」と言われたけれど、言われたのはおれの前にいたお婆ちゃんだと信じて今書いている。でも言われたとき皆おれの方見てたな… 確かに人入ってくるくらいの荷物持ってるけど… IKEAの袋がブルーシート感あって余計に人入ってる感を加速させてるけど…顔的には言ってきたおっさんの方が人殺してそうやし…なんやったらシャブもやってそうやし…R.I.P. Masashi Tashro…まず邪魔って言われたんお婆ちゃんやしなぁ…あ、お婆ちゃん… R.I.P. Kaoru Yachigusa…

 さすがにもう書くこと無くなってきたからここでやめる。新田辺で降りて同志社の理系ぶったろうかな。偉大な女優と、タレント(田代まさしって職業何に分類されんの？シャブタレント？清原と同じ？)に最大限の敬意を込めて…