2019-9/30

  9月30日。もうすぐ1年の3/4が終わって、残りは1/3しかないことに改めて気づいた。結局なんか変わったことはあったかなぁ、とか考えながら月曜2限のTOEICリーディング(初級)を受けていた。まぁ今のところレベルは低めの授業で、おれみたいな講義中に黄昏ている生徒でも十分付いていけるような内容なんだけど、おれはこの授業を切るか切らないかで今日の朝散々悩んでいた。話は先週に遡る。

 

 9/23。月曜2限のTOEICリーディング(初級)の教室に入る。まぁ言語やし人数は少なめやな、と思いながら適当に空いていた席に座って講師を待っていた。そして講師が入ってくると開口一番に「この授業は席指定です」ほう、そう来たかと。まぁ言語やししゃーないわな、と指定された席へ。みんなが席に座ったタイミングで講師「自己紹介をします。」まさか2年になってこんなタイミングでこのイベントが発生するとは思ってなかった。置きに行くか、一発かますか、幸か不幸か順番が後ろだったこともあって熟考することができてしまった。そして気付いてしまった。みんな、「英語が苦手です」って言っているな、と。そしておれの順番。「まぁみんな英語苦手って言ってるけど自分はそこそこできるほうっすね。全然好きじゃないんすけど」探りのつもりで入れたジャブを大外し。誰もボケやと思わず。まぁ確かに振り返ってみたらボケとしては弱すぎるし普通に言ってるのだったらイタすぎる。右ストレートじゃなくてジャブで行ったのが大失敗だった。しくじった!と後悔しながらその後の講義を受けることになってしまった。この時点でもうちょっとこの授業が嫌だったんだけど、(ボクシングで例えるならばボディブローのようにじわじわと聞いてくる感じ)更に「可算名詞、不可算名詞」の話になった時に衝撃にぶん殴られた。(右アッパー直撃で脳グラグラ。)講師が「可算名詞は折ったり切ったりしたら使えなくなるものですね。ここでプリントに書いてある名詞を分けてみましょう。隣の人と話し合ってみましょう」まぁおれは別に話すようなことではないかな、と思ってたんだけど、隣の奴が話しかけてきた。「可算名詞って折ったり切ったりしたら使えなくなるものって言ってましたけど、人間も折ったり切ったりできないから可算ですね」おれ「あ、はぁ」しか言えず。怖っ。初対面の奴にこういうこと言えるメンタルやばっ。面白っ。おれこんな奴がおる教室で「英語できますね」とか言ってたんかい。恥ずかしい。(ウルトラヘビー級にミニマム級のジャブ)まぁこんな人が隣だからすこぶるこの授業が嫌で、ずっと後悔に悩まされることになっている。思えばおれは後悔しかしていない。

「高3のとき塾行ってたらもっといい大学に入れたかもな」

「もう一個受かってた大学行ってたらもっと楽しかったかもな」

落研入ってたら良かったな」

「音楽続けてたら良かったな」

「この授業取らんかったら良かったな」

「入学してすぐからエンジン全開で行っとけばなぁ」

「友達のあれにはこう返せばウケてたなぁ」

 

 こんな後悔の話を前友達としているときに「ふたつの選択肢があって、選ばなかった選択肢の方が良かった、って後で思わなかったら選んだ方が正解なんだよ」ってフレーズを思い出してそれを伝えたんだけど、そのフレーズの出典がその時はいくら考えても分からなかった。なんとなく小説っぽいって結論に落ち着いたんだけど、後で思い出したら「となりの怪物くん」のフレーズだった。めちゃくちゃ少女漫画。

 「これをその時思い出してたら面白かったのになぁ」