‐ミツメが好きな人の中に悪者は絶対にいない気がしている‐

 男女問わずに。

次に住むなら 火星の近くがいいわ
ここじゃなんだか 夏が暑すぎるもの
波のない日には 砂浜に二人で絵を描いて

消えるまでそこで笑ってほしいよ

 

 これはミツメの2番目のアルバム、「eyes」から「Fly me to the mars」という歌詞の一節。こんな歌詞に共感できる人の中に悪者なんているはずがない。男だったら会話の中にさりげないユーモアを見せてくれそうだし、めちゃくちゃ服もおしゃれそう。好きだ。女の子だったらも言うことないだろう。まずミツメを見つけるサブカルに優れた嗅覚に、ミツメのような騒がしくない音楽を好む感性。絶対服もおしゃれだし、おれの偏屈な話も笑って聞いてくれそう。好きだ。付き合ってください。だけど周りにはミツメが好き、どころか存在を知っている人すらほとんどいない気がしている。女の子に関してはまず周りにほとんど存在してくれないので確認のしようがない。バイト先の後輩の女の子にいきなり聞くという全然ミツメ的でない行動をしてみようかな。2回ほどミツメのライブに行ったけど、あれだけの数のサブカル女子はいったい関西のどこに眠っているんだろう。そういやホムカミやバレーボウイズ京都精華大らしい。同じ叡山電鉄に最寄を持つ大学でこうも差が出るものなのか...。晴れた日にふらっと京都精華大前あたりをミツメを聴きながら歩いてみよう。そんな思いもあって最近は少しの外出でもミツメを好んで聴いている。かつては存在していた(らしい)‘‘東京インディー‘‘というシーンのことをぼんやりと考えている。

 こんな文章をシャムキャッツが解散を発表した日に考えて、結局更新しないまま2週間が経ってしまった。思えばミツメと出会わせてくれたのもシャムキャッツだった。タワレコでなんとなく試聴機に入っていた彼らの名作「AFTER HOURS」を聴いてすぐにレジに持っていった記憶がある。当時流行だった4つ打ちのダンスミュージックにずっぽりだったおれをインディーシーンと出会わせてくれた一枚。そのあとに森は生きているとかミツメとかに出会うことになる。感謝の気持ちでいっぱい。ありがとうシャムキャッツ

 

 ぼんやりと文のことを考えている間に気づいたら1カ月も空いてしまった。毎日更新からの1カ月空き。落差がすごいな。毎日更新するぞ!と意気込んでいたのはやはり最初のほうだけで、末期は書かされている感が強かった。自分で勝手に毎日書くと言っておいて勝手にそれを重荷に感じている。変態だ。書かなかった1月の間にいろいろあった。そのことをこれからぼちぼち更新していこうと思う。タイトルのつけ方もなんとなく変えようと思う。別に意味なんてない。本当になんとなく。それでは東京インディーを愛せる人の出会いを願いながら。